登山道整備講習会を開きました

北海道の旭川より、「一般社団法人大雪山山守隊」の代表である岡崎哲三氏を講師に迎え、2日にわたって近自然工法による登山道整備講習会を開催しました。

場所は愛知県の名峰、三ツ瀬明神山の東栄町側にある尾籠登山口からの登った尾籠岩山周辺です。

 

初日は参加者14名、2日目は15名。

両日ともに、まずは岡崎さんから「登山道を守る」ことに対する熱く思いやりに満ちたお話を伺い、その話を聞いただけでみんな大感動。ただ登っているだけでは、道はどんどん崩壊するわけです。登る以上、責任もってその維持管理に努めるべきと初めて気づかされました。

 

初日は「倒木」を利用しての道の整備。今にも崩壊しそうな痩せた道を、倒木を利用して道幅を広げ階段を作り、快適に歩けるようにしました。

2日目は「石」を利用しての整備。急で足の置き場もないガレ場が、石を使って歩きやすい道へと変わりました。

 

講習会の後は、誰もが登山道に対する「新しい感覚」に満たされました。

自分たちが歩く道は自分たちで守るー。

そんな決意が生まれた貴重な体験でした。